販売とは
お客さまに商品を提供し売上を上げるためには「販売」をすることになります。どうしても「販売」ということばは、売り手側のことばとして考えられがちです。
しかし販売を良く考えることは、お客さまのことを良く考えることにつながります。
「販」は、価値のあるもの(お金)を意味する「貝」と、取り替えるといった意味の翻(ハン・換カン)をしめす「反」でできています。つまりお金と交換することです。
「売」は「価値のあるものを提供する」といった意味です。
「販売」とは、「価値のあるものを提供して、お金をいただく」といった意味になります。
つまり「価値」と「お金」の交換です。
商売をしているなら、売上を増やすために、少しでも多く販売したいと考えると思います。
お客さまは、売り手側の都合に合わせて買ってくれるわけではないので、販売を増やすためには、販売が増える状況をつくるのが第一歩となります。
「販売を増やす」ではなく、「販売が増える状況をつくる」ことが大切です。
発想のスタートが「販売を増やす」売り手側だと、自分都合で買ってもらおうと考えてしまい、多少強引だったり、どこかに問題がある方法になってしまう場合があります。
販売が増える状況をつくるためには、まずはそもそも、その販売が「お客さまにとって、どのような価値があるのか」を知らないといけません。
お客さまにとって、それを購入することがどれだけ良いことなのかを考えていくと、自社の都合ではなく、お客さまにもっと価値を提供できるよう、自然と変わります。
そして、お客さまの価値から発想をスタートしますので、価値がお客さまの心に伝わりやすくなっていきます。
販売して購入していただくことを、より考えていくことで、心から楽しく仕事ができますね。